第1章

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人は誰でも何らかの「習慣」というものを 持っているのではないだろうか? 例えば、朝は何時に起床し、 何時のバスに乗り何時の通勤電車に乗り、 何時に会社に出社する、とか。 そしてその途中、 必ず決まったコーヒーショップで一杯のコーヒーを飲むとか。 新聞は必ずスポーツ欄から目を通すとか、 帰宅途中には必ず駅前の本屋に寄ってから帰るとか。 そして、 そうした「習慣」というものは、 それが自分自身にとっては「当たり前」の一連の流れであり、 もし何らかの理由なり事情で、 そのステップのどこかが狂ったりすると、 妙に落ち着かなかったり、 何かしっくりいかなかったりするものである。 何となく一日の生活のリズムが乱れてしまうように思うのである。
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