908人が本棚に入れています
本棚に追加
/406ページ
―…カチャ、リ…
「で、きた…」
薄暗い室内、とある人物が呟いた
目の前には複雑な機械が一台
持っていた工具を傍らに置けば、己の才能に身体中が震えた
「ふ…はは…ック……ははっ
これで…やっと―…夢が、叶う……
あは、あはははははっ―…」
ドンッ
『うるせぇっ!』
「サーセン」
―…チッ…ちょっと厨二っぽくしたかっただけじゃん…
隣の部屋から威嚇され口を尖らす
「………さて、と」
気を取り直し直ぐ様着替えれば、あらかじめ準備していた荷物を手に機械の扉を開け―…乗り込んだ
パタ―…ン
キィィィ…ッ
耳をつく嫌な音が響いた直後
バシュッ!!
それは大きな爆音と共に―…
消えた
―――………
最初のコメントを投稿しよう!