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店を出て、車に乗ると、蒼生さんは、私の顔を覗き込んだ。
「柚希ちゃん、本当に大丈夫?
熱は無い?」
蒼生さんは、そう言って、私のおでこに自分のおでこを当てた。
「…熱はないね。」
「だっ…大丈夫です…。
たぶん、あの人が来た事による精神的なものだと思うので…。」
「本当に…?」
「はい。
ご心配おかけしました。」
私は、そう言って、お辞儀した。
「そっか…。
なら、良かった…。
とりあえず、今日は、早く帰って、ご飯食べて寝よっか。」
蒼生さんは、そう言って、エンジンをかけ、車を出した。
「はい…。
そうですね…。
今日は、ちょっと…疲れました…。」
私は、そう言って、苦笑いした。
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