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 ――大崎と智が住んでいる和食さいとうがある赤城山(あかぎやま)は群馬県Maebashi(マエバシ)市にある大きな山で、群馬県の中央に位置する。同じく群馬県に位置する榛名山(はるなさん)、妙義山(みょうぎさん)と共に“上毛(じょうもう)三山(さんざん)”に数えられ、日本百名山、日本百景に選ばれている。  赤城山は火山であり、過去に噴火したことはあるものの、現在は火山の噴火活動をしていない。  山の山頂のカルデラにはカルデラ湖の大沼や火山湖の覚満淵があり、赤城山の最高峰の黒檜山には赤城神社が建ち、山麗各地には里宮があるほか、関東各地(関東地方ではない福島県・新潟県も含む)にも赤城神社は存在する。    午前10時。和食さいとう玄関に智と大崎がいた。  2人とも靴を履いている。智は黒いパンプスで、大崎は灰色のスニーカーだ。  靴を履いているってことはまたどこかへ行くつもりだ。 「R35のガソリンを入れに行こうと思っている。大崎も付いて行かないか?」 「行きます」  R35のガソリンを入れるために出かけるつもりだ。大崎も着いて行く。
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