カワイイ悪魔?

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 これは明らかにおかしい。普段の語り口とは違うから。とりあえずもう外に出よう。 「逃げんなよ、おい……」 「じゃなくて、ここ出るの。行くよ?」  急いで会計を済ませ、彼を無理矢理引っ張って外に出た。  一先ずは近くの公園に辿り着いた。こんなんじゃ電車も乗れないし、酔いを覚まさせないと。  まだ目が座ってるし……酔っ払い何人も見てきたけど、1番タチ悪いかも。  ベンチに座って大きなため息をついたその時、肩に両手を回されいきなり唇を奪われた。  甘くもなんともない、ただ欲求するだけの強引なキス。 「んっ……ちょっと、止めてよ!」  彼を押し返し顔だけは引き離すことが出来た。でも力のこもった手は離せず。
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