第20話 醜悪な告白

白と黒

◆

帰る頃には

すっかり夜が更けていた。

あのあと

温人さんに

車に乗せられて、

ハイブランドのブティックに

いくつか連れて行かれた。

スーツは持っているか聞かれ、

３着くらいと
正直に答えたら

いつの間にか

そうなっていた。

こういう

押しの強さは

変わっていない。