猫の秘密

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「奈々緒……」 名前すら愛おしい。 こんな感覚は 初めてだった。 明け始めた空を振り切り、 俺は彼女の名残を求め、 まだ温かいベッドへと戻る。 乱れたシーツはそのままに、 彼女の香りに包まれ もう一度 寂しく微かに幸せな 眠りへと落ちていった。
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