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愛してる #2
何にも知らないアキは、一志の帰りを待っていた。
話があると言っていた、きっと結婚の事だろうとアキは思っていたのだ。
深夜一時過ぎ、一志が家に帰って来た。
この頃、桜田もアキの事が心配で眠れずにいた。
一志は帰って来て、アキにコーヒーを入れてもらった。
コーヒーを飲んで、気持ちを落ち着かせ、いよいよ話を切り出す。
「アキ、大事な話があるんだ。
俺、また海外に行くことになったんだ。
今度は日本に戻って来ないと思う。
だから、俺達終わりにしないか」
アキは何も言えずに、一志を見つめていた。
結婚の話だろうと思っていたアキにとって、一志のこの告白は、余りにも悲しすぎた告白だった…。
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