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望月が、ベッドの横で皮をむきながらこくこくと首を縦に振る。
座っていた椅子から立ち、無言で桜田に勧めた。
「へーへー、おい、望月、たこ焼き喰いたいから買ってこいや」
「望月さん、私が代わります」
「お前は、刃物使うな。一緒に行ってこい」
「私の刃物さばきの美しさは、一番知ってるでしょう」
だからだと言わず、竹山はサイドテーブルにある財布をリリコに渡す。
「コンビニで、好きなモン買って来い」
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