猫の秘密

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抱いた感じも、 以前よりわずかに 細く頼りなく感じる。 「奈々緒……痩せた?」 そっと頬を撫でると 彼女は猫のように 気持ちよさ気に目を細め 俺の手にすり寄り ため息をもらした。 「少し……」 「なんだか疲れてるね。 ご飯は? ルームサービスをとろうか」 「いらない。 それよりも……」
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