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素直に言えば、気になる生産の進み具合を確認したかったからだ。それから、『海の家 マッシュ』へと遊びに行った。
「…店長。お久しぶりです…」
「こんばんわ…」
「……おぉ、リュースケじゃねーか。嬢ちゃん達も、良く来たな」
「一応、昼に来たんですけど、お忙しそうだったんで、改めました」
「なんだ。構わないのに…」
店長の言葉とは違い、一年生達の顔は沈んでいる。
「音箱の調子はどうです?」
「おぅ、バッチリだ」
「それは何よりです…」
「これから飯だ。食ってくか?」
「ありがとうございます」
「おぅ。今、シバとリアナが野菜買いに行ってる」
「ゲイルとマリカは?」
「あの二人は、浜辺を散歩してる」
研究に携わらない四人は、一年生と共にアルバイトに来ている。
そもそも、一年生孤児五人では人手が足りない事と、海で稼いで遊ばしてくれる知り合いはここしかいないので、シバ班の四人は喜んで手伝いに来ていた。
「一年。どうだ?」
「半端ないくらい忙しいッス…」
「シバさん達、マジ凄いです」
念力で、皿やらジョッキやらをヒュンヒュン飛ばしているらしい。
「まぁ、半月経てば慣れるよ…俺等もバイトさせて貰って、念力上手くなったもん」
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