第六話

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だんだん暗い方へ……。 「ここでいい?」 ついたのは地下鉄近くにある公園。 訊ねられたけど、もう京子さんはベンチに座っている。 ここに決定ですよね……。 薄暗いけど、嫌とは言えない。 人気があまりない会社終わりのこの時間。 オフィス街だからほとんどのひとはご飯か飲みに行っているのかな……。 ここの公園の利用者は少ない。 もうすぐ梅雨時。 外の風は心地良いけど、いま、わたしの周りの空気は張り詰めてる。 なんだか肌寒い……。
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