Secret sins #2

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その数分後、心穏やかでなどいられるはずのない私は、温室へと急いだ。 目指すのは人工池のほとり、薄紫のシオンの墓標。 跪いて手を合わせ、心の中で語りかける。 (アンさん、どうかウノさんを守って……!) こんな事はただの自己満足であって、無意味なのかもしれない。 それでも私は、祈らずにはいられなかった。
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