Phantom of my sweet

7/33
830人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
庭掃除をするゼロさんを眺めているうちに、呼び出し音に代わって、電話口から元気な声が響いてきた。 『ハイハイ~? どうしたぁ?』 「あ、もしもし……」 意識が友人の元へと移ろい、窓に背を向けた私は、気付かなかった。 黒い双眸が暗い感情を乗せ、こちらに向けられていた事に。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!