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バタバタ
足音をさせながら廊下を駆ける
階段の下を、ゆっくりと歩く
黒髪の後ろ姿
「歩っ」
「え?うわっ」
歩目掛けて、大きくジャンプする。
きっと、ていうか絶対歩が受け止めてくれる
だって、あいつはムカつくくらい力持ちだし
絶対大丈夫って、自信があった
ドサッ
「ってぇ、おい愛っ」
「何よ」
「何よじゃねーよ!何やってんだてめぇ!!
俺を殺す気か!!」
「死んでないじゃん」
「死にかけたわ!!つか、さっさと退けろや!!」
「嫌」
歩の上に乗っかって、逃がさないように服をつかむ
「愛、離せ」
「嫌だ。歩が、きちんと答えてくるまで退けない」
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