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「いつもお世話になっております。太陽工業工務課の課長をしております、谷田部と申します」
「ああ、ええと、清栄建設関東エリア中央建築部の飯島です。こちらこそ、特に高橋さんにはお世話になっています」
「そうですか、ご迷惑をおかけしていなければ良いのですが」
「いやー、彼女はとても優秀ですよ。鉄骨に関しては私の方が高橋さんに教えてもらっているくらいですから」
「そうですか」
おどけたように屈託なく笑う飯島スマイル対、いつもよりも完璧に見える課長スマイルの間に入り、
なぜかものすごく居心地が悪かった。
そうこうしているうちに、パーティーは始まり、
少し長い開催者挨拶の後『乾杯』の音頭があった。
お酒は自重しようと心に固く決めていたので、私はウーロン茶で失礼して、その後、銘々に歓談しながらの立食タイムとなった。
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