1%の可能性

53/53
2522人が本棚に入れています
本棚に追加
/426ページ
「三枝 慧」 「え、三枝さん……? 三枝さんがどういうことです」 僕の困惑を無視して、一哉さんは話を続けた。 「あいつは母方の叔父だ。もしかしたら……いや必ず協力させる。俺が親父の思惑を止めてみせるさ」 一哉さんは優しく言った。強い目で僕を見る。僕は、ただその心を感じていた。
/426ページ

最初のコメントを投稿しよう!