第1章・運命

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内藤藍葉 (ないとうあおば) アオバ10歳のとき、兄(信節)が病気になる、医者の診たてでは労咳(肺結核)であった。 ある日、父・内藤信順は長女・藍葉を呼んで、「今日からお前は男として生きろ。名はアオバからアイヨウとせいわかったな」 父の言い付けで、親戚筋から三歳年上の「お末」が、アイヨウの教育係として付けられた。 勿論、男としての教育である。 斯くして、内藤藍葉(ないとうアイヨウ)は剣術を習うのであった。 会津藩士
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