雲の上まで会いにゆこう

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「本当にいいんですか」 「いいよ」 「春好さんはよくても俺がよくないんですけどね……」 マネージャーの赤木は飛行機のチケットをひらひらと振りながらつぶやいた。 子どものようで、そしてそれがさほど意味のないことであることは十分にわかっていた。
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