告白(2)

2/37
870人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
「ルイくん、忘れ物ない?」 「あぁ。たぶん・・。 莉子さんこそ。 洗面台にまだ化粧品残ってたぞ」 「あ。そうだった!」 チェックアウトの時間も迫って、 慌ただしく、準備をした。 ほとんどベッドの上で過ごしたような気がするけど、 何かと出しっぱなしになってるものが多くって・・。 「コレは、俺持っておこうか?」 「あ・・うん。そうだね」 ベッドサイドのテーブルの上の、 コンドーム。 今朝。 もう一つ使って・・ そのまま、置きっぱなしになっていた。 ルイくんは、そのままカバンに詰め込む。 「じゃあ。行こっか」 私の分の荷物もスっと持ち上げて、私に手を伸ばす。 「うん」 私はルイくんの手をしっかり握った。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!