第零話 プロローグ

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「ニャにをオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」 ニャルラトホテップはゴウマインに圧されながらも、 矮小な人間どもに旧支配者の畏怖を思いしらせんと念じた。 超高層ビル群をズズムと突き破って出でる、 無数の触手でシュインギュルルルと絡み取ろうとする! 『無駄や!龍級王家直伝空手!御殿手(ウドンデ)!』 黄金の巨大ロボは正中線を崩さず、 コンクリートの道路を踏み抜きながら直進し、 異形の邪神の眷族達を薙ぎ払っていく! 「ニャにい!?く!来るニャ!」 『龍級王家直伝空手!回し受け!』 ニャルラトホテップは眷族のシャンタック鳥やナイトゴーント、 バールの様な物をしこたま投げ付ける! しかしゴウマインはまるで両手で窓拭きの様な動きで、 ことごとくキュッキュキュッキュと迎撃していく!
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