竈馬~カマドウマ~

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◇カマドウマ◇ (Diestrammena apicalis、竈馬) バッタ目・カマドウマ科に分類される昆虫の一種 分布…日本列島及び朝鮮半島の一部。 地域によっては体の色や交尾器の特徴な どが微妙に変化しているため、いくつかの亜種に区別されている。 体長…♂18.5~21.5㍉程    ♀12.0~23.0㍉程(腹部後端に長い産卵管があり、この産卵管を含めると21.5~33.0㍉程になる) 俗称は便所コオロギ、オカマコオ ロギ 。 キリギリスやコオロギ、ウマオイに似るが、 成虫でも翅をもたず専ら長い後脚で跳躍し、跳躍力は非常に強く、飼育器の壁などに自ら激突死してしまうほど。 背中の形や長い横顔などが跳ねる馬の姿を連想させ、古い日本家屋では竈の周辺などによく見られたことからこの名前が付いたらしい。 カマドウマという和名は、厳密には北海道から九州の地域と韓国に分布する原名亜種(複数ある亜種のうち最初に学名が付けられた亜 種のこと)のみを指す。 他の亜種には別の和名が付いている。 しかしカマドウマ科の昆虫は互いに似たものが多く、日本産のカマドウマ科だけでも3亜科70種以上。 専門家以外には正確な同定は難しい。 天敵はヤモリ、トカゲモドキ(南西諸島のみ)、ネズミ、カエル、各種鳥類、寄生蜂、カマキリ、アシダカグモ等である。 ◎宿の客
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