第1章

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私はみぞれとクラスに向かった 「光ちゃんの刀すごかったね・・・!尊敬しちゃうなあ!ルナに行かなくてよかったの?」 「なんで?私この魔力について何にも知らないしー。それにみぞれと同じクラスがよかったしね。そういやみぞれの能力は何なの?」 「わ、私?私はアーチャーなんだ。私の家神社で、生まれたころからこの能力あるんだ。ここに来るまで隠してたけどね。お父さんが能力者だったの。」 いろいろ話していると教室についた。 なんか緊張するなー!! みぞれがにこっと笑って大丈夫だよって言ってくれたから、少し気が楽になった 「みんな!転校生だよお!」 教室には私たちのほかに4人いた。 「初めまして!黒那光って言います。えっとナイトです。よろしく」 自己紹介を終えるとみんなが笑顔で迎えてくれた 「オレらも自己紹介しようぜ。じゃあ俺から。奈雅井 魁人(ナガイ カイト)ソールドだ。かいとでいいぜ」 男の制服ってリボンをネクタイみたいにしてるんだ セーラーじゃないし普通の高校生っぽいけどね 魁人のあいさつが終わると、元気のいいショートカットの女の子がやってきた 「はーい!じゃあ次私ね!!志賀花梨(シカ カリン)だよ!で、こっちが志賀凛(リン)私の双子の弟!花梨と凛のことはなんでも好きによんでね!二人ともリフルだよ」 花梨と凛はすごく似ているけど性格が全然違った。 花梨は元気いっぱいって感じで凛はとてもクール。 「こんにちは。僕は遊垣 慎(ユウガキ シン)。君と同じナイトです。僕は刀じゃないけどね。たくさんのナイフを使ってるよ」 こいつはなんていうかみんなのお兄さんって感じだな。 「このクラス人数少なくない?」 「あたりまえだろ!!こんな能力みんな持ってたらこの世の中大変なことになるぜ」 「ホントにそうだよねえ」 楽しそうなクラスでよかった。 もうあんなことにならないように。絶対にあんなことをしないように。 もう私の手で殺したくない。 「光・・・。大丈夫か・・・。」 凛に顔をのぞきこまれてハッとした 「あ・・・大丈夫、大丈夫。」 「そうか・・・。」 凛はそういって笑ってくれた。 「次は実技の授業です。行こうか」 「うん!!」 みんなで体育館へむかった 私は知らなかった。この魔力の恐ろしさに。
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