MISSION 3 (4)

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そう決心したのは、 体に残っていた赤みが消えた頃。 私がメールを送らなくても、そろそろお誘いがある頃で、 友田からの返信は、早かった。 『お疲れ様。了解。8時ごろで』 私からメールを送ったことを、 なんとも思っていないような いつもの簡潔なメール。 友田部長の心裏は、わからないし、 さりげなく様子を伺っても、 会社で上司の顔を崩すこともなかった。 だけど、今まで友田は、 私の少しの変化にも、わりとよく気づいてくれていて、 以前、堂本と楽しそうに話していただけで、疑われていた。 自分は、家庭を手放す気はないのに、私を縛る。 だけど、縛られるのが心地よくて、離れられなくて・・ ずっと辛かった。 『都合のいい女』でいるのは、もうやめよう・・。
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