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「お前もとっくに俺たちに欠かせない存在だよ」
ふふ、と先輩が笑う。
「そんなことにも気付かねぇなんて相変わらず詩はどんくせーなー」
半分になったアイスを私の口許に持ってくる。
「はい、半分こ。
お前、自分の分買ってねーだろ。
……つかもう半分食っちゃったんだけど」
先輩もあの人の真似なのか、頬に手を添えてペロッと舌を横に出して笑った。
私以上に壮絶に似てないのに、なんだかおかしくて。
笑いすぎて涙が滲む。
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