残酷な結末

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市川さんに伝えたのは駅前から少し入った小道の奥にあるカフェ。 突き当たりの道に、カフェと創作イタリアンが並ぶ、地元の人間しか入らない場所だ 昼間はわりに混んでいるけれど、ランチタイムをすぎた今はお客さんも引いて閑散としている 私は何も頼まずに、静かにその場で市川さんを待った グラスについた水滴はいつのまにかだらだらとグラスの側面から落ちていく バサッ、っと。 テーブルを眺めていた私の視界に、唐突に分厚い銀行の封筒が飛んできた
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