卒業式に何をやってるんですか…

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卒業式に何をやってるんですか…

私の兄弟は、とても恵まれている。 兄はイケメンで、ハーレムを築いている鈍感男だ。 妹の私でも、イラッとくる程の鈍感野郎で、兄の周りで引っ付いているハーレム群が哀れで仕方がない。 弟はリア充で、フツメンだフツメンだと嘆きながらも、ちゃっかりと彼女を獲得しているところにイラッとくる。 そんでもってオタク……ほどではないが、そちらの話にそこそこ精通している。 私も嫌いではないので、たまにCDを借り たりしている。 そんな兄弟を持つ私は…… 何に関しても無関心で、嫌われ者で、男どもに高嶺の花などと呼ばれている、ぶっちゃけ顔だけの女である。 そしてこの小説は、そんな私が、兄のハーレムの被害に遭いながらも、無関心に高校を過ごす物語である。 「合ってますよね?カンペの通りに読んだんですが」 合ってますねぇ……ちょこちょこ修正加えたいけど…… 「というか、このカンペ誰が書いたんですか?弟がリア充って……あり得ないでしょう」 ……その弟さんです。 「……へぇ。まぁ、彼女がいるのは合って ますし……良いんじゃないですか?(ていうかまだ自分のことフツメンだと思って るんですか)…………それより、私がハーレムの方々を哀れに思うって……」 え?何かおかしい? 「あんな兄のひっつき虫、哀れに思うはずが無いでしょう?まぁ……不憫だと思うことはありますが」 あはははは……(あんま変わんなく ね……?) 「そんな訳で、さっさと現実世界に戻して下さい」 え!?突然すぎじゃない!? 「……そう言われましても。朝食の準備がありますし」 あ……はい。了解です……。 ___主人公が退室しました___ ……なんだろう、この虚しさは…… あ、次からプロローグ始まります……はい…… 《作者と主人公で、主人公の夢の中からお送りしました》  
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