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藍が復活した翌日に、グーレンははじめて墓標を訪れた。それまで、ずっと避けてきた墓標。
グレコスとグレコが背後で見守っている。
「リシャ……」
グーレンの唯一の者。そう呼ぶだけで、胸が詰まる。
毎日、毎日、グーレンは訪れた。しかし、まだその名を呼ぶしか出来ていない。
話したいことは、詰まったままだ。だが、きっと進むであろう。毎日、毎日訪れる。そうして、進んでいくのだ。
リライは大きく息を吐いた。特大のため息だ。目前でコロボとリーフがやり合っている。
リライとリーフは使者として青の国に滞在している。全てを伝えるために。尚且つ、青の国での一年間の留学が決まっていた。
久しぶりに訪れた妖の森で、コロボと再開する。あのコロボだ。コロボはすぐにグレコと同じ気を持つリーフに執着した。さすが妖である。わかるのだろう、気が合う者が。
もうすぐ、夜が始まる。リライの心は躍動している。冷静ではいられない。
光が発つ。
ティンクはリライの腕に掴まった。
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