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華をこんな風にしてしまったのは
紛れもなく、オレ。
普通とは違う道のりで
刷り込んできたモノは
低俗な刺激には満足しない。
「副島、来週飲み会あるけど?」
支部の先輩方がワザワザ彼女のいないオレに
用意してくれたという飲み会。
「分かりました、行きます」
「いーの、揃えといたから」
ニヤニヤと笑う先輩は、手をヒラヒラさせて歩いていく。
仕事はいたって順調だった。
大規模支部とはいっても、地方にあたるココは
A庁や本庁レベルの送致内容は少なく
比較的に経験が積みやすかった。
仕事を終えてホームタウンに帰ってきた頃にはもう
日付が変わろうとしていた頃か。
不意にかけられた声に振り返る。
「咲良の、お兄さん、ですよね?」
ゾクゾクと背筋を撫でられた感覚と
オレを扱きながら
孔に指を突っ込んだアオキサンの笑顔が
一瞬にして溢れた。
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