エピローグ

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伝言板から始まった恋は、伝言板に助けられ。 新しい生活が始まった今も、蒼吾くんの隣で笑っていられる。 卒業式に、両手いっぱいの花束で迎えに来てくれて。 「ごめんね、ボク?茜はオレのモノなんだ」 何か言いたげだった、同級生の男子に大人げないセリフを吐く。 みんなに冷やかされながら、彼の車に乗って。 お祝いに港の見えるホテルで、大人の時間を過ごした。 わたしの右手の薬指には、綺麗な色の石のリング。 「こっちの指には、もっと大きな石のにするから」 甘いセリフで、わたしの左手の薬指にキスをする蒼吾くんは。 あれからいつでもどこでも。 「茜、好きだよ」 愛を囁いてくれるようになった・・・ 「蒼吾くん・・・人が見てる」 街中で言われて赤面すると、 「オレはいつまで蒼吾くん?」 拗ねたようにわたしを睨む。 呼び捨てなんて・・・ 真っ赤になって俯くわたしの耳元で、 「ベッドの中では、蒼吾って呼んでくれるのにね」 さらに赤面するようなセリフを吐く。 からかうような彼にムカついて、そっと伸びをしてキスをした--- ~Fine~
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