第4章 花弁のお茶会

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――やっぱり土だけの花壇があった方が華やかで。 その横を通る時、嬉しくなったりして。 少しだけ生物部に慣れた頃、私は変わった先輩達に出会った―― 「あんた、誰?」  最初の台詞がそれってどうなの、って私は思った。 けれど、それはこっちの台詞でもあったりして。  私は今、生物部植物科の部室にいる。 今日も花のいい匂いがしていて、やっぱり変わらず素敵な場所だと思う。 真ん中の大きなテーブルについて、鞄から本を取り出したところだったのだけれど。  今日は図書部の当番もないし、生物部の活動である花壇の水やりももうやってきた。 花壇を作った時、私が自分から水やり当番を引き受けたのだ。 皆で作った花壇だけれど初めてやった生物部での活動だったし、これなら私でも出来る、と思ったから。 水やりは意外楽しくて、小さかった花も毎日見てると少しずつ育ってるのがわかって、最近の私の癒しになっている気がする。
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