第1章

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だってホラ、 ついに自分にドキドキするようになっちゃった。 感覚まで、リアル。 「……穂乃」 私が、私の名前を呼ぶ。 あれ……おかしいな。 見つめ合おうとするとほんの少し視線が上向きになる。 実はほんの少しだけ、理世の方が身長が高い。 右にいたのは……どっちだったっけ。 「このグロス、いいね。 超甘い」 ぺろりとグロスの塗られた唇を舐め、にこりと笑うのは……理世だ。
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