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親友に拒絶された怒りと悲しみをバネにし、
未遂に終わった彼女へのレイプを完遂させた短編小説「ヤりたい背中」を書き上げ、
有名になって彼女を見返してやろうと、
出版社の出犯社(しゅっぱんしゃ)に持ち込んでみた。
「どうも編集者の妻鹿音霧です」
「あ、はいよろしくお願いします…」
ヤりたい背中原稿と引き換えに名刺をくれた編集者は、
スーツとタイトスカートを着こなす、
いかにも自立した大人の女性で私も憧れる。
キャリアウーマンとか女史と言う言葉が似合う知的な眼鏡美人であり、
大きな胸と黒いストッキングが成熟した色気を醸し出し、
悠が大人になったらこうなるんだろうなと思った。
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