第3章 キャスケット帽子の男の子
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第3章 キャスケット帽子の男の子
「姫様危ないっ」 突然にシュルクの声があげられた。 その時にはもう遅かった。 鈍い音がする。 ーーーどてん。 「いたたたた…」 カトレーナの転んだ音だった。 森の中は少し薄暗く、帰る頃にはまだ日は暮れていないものの、足元は少し見えづらくなっている。
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