最終章

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「でも……もう解決した訳だし……」 「まったくあんたは……」 華は呆れたような顔であたしを見る。 そして、ふっと笑顔になる。 「ん?」 「アハハッでも、その事があったおかげで、 あたしは奏に自分の気持ちを言えた訳だし、 まぁいいかっ! あ~あ、誰かいい人現れないかなぁ~。 叶わない恋をしているのにも飽きたし!」 両手を広げ、全身に風を浴びる華。 その姿は可憐で美しい。 現れるよ、きっと。
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