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「で、なんだよ。まだ朝の6時だぞ」
『まぁさ、留守電でも残したんだけど、10時にスポーツ公園に来てほしいの!あ、水着持ってね!』
「水着?何でだ」
『プールだよプール!ちなみに貸し切り!!ちゃんと来るんだよー?じゃ、また後で!』
ブチッ…ツー…ツー…ツー…
うるさい声は一方的に消えていき、無機質な音が規則的に聞こえ始めた。
目一杯の憎悪を込めて携帯をベットに放り投げ、薄手のTシャツに腕を通す。
爽やか系の白いシャツと、細身の黒いズボン。
髪をざっと直して部屋を出て、1階へ降りる。
「今日もお早いですね優様。おはようございます」
皿を数枚抱えているメイドに声をかけられる。
重くてヨロついているくせに挨拶をしてくる。
「おはよう。父上は?」
皿を半分ちょっともらって父上の居所をきく。
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