5、夢の行く末②

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「面白い話?」 「ああ。  うちのクラスの御影さん、彼氏ができたんだって」 「えっ」  菜乃子は数秒固まったあと、叫んだ。 「ええええええええええええ!?  あの無表情、無愛想、友達の影すらない御影さんに彼氏!?」 「菜乃子、失礼だよ、それ」 「ごごごごごめん、でも、あんまりにも意外すぎて。  で、相手って誰。  うちの学校? まさか、うちのクラス?」  きらきら目を輝かせている菜乃子を見て、旺志郎はクスッと笑った。 「それはね――――」
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