第16章

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☆☆☆☆☆☆ 歴史は繰り返す。 スターになりたい、それは女性の永遠の 目標なのだ。 少し綺麗と言われると、 シンデレラになりたいと思うのだ。 そういう生物なのだ。 秋葉の地下のカフェで、 ある男がアイドル衣装の娘に こわもてで迫っていた。 ・・・・えっ、AVですか? ・・・・ああ5本だ。 ・・・・そんな私約束してない ・・・・だって、うちと契約したよね。 ・・・・いえ、それもいいかもって言っただけですよ。 ・・・・口約束でも契約は契約だからね。     違約金が発生するよ。 ・・・・いくらですか・・・ ・・・・3000万円現金で払ってもらう      それだけ金がかかってんだよ!!! また、アイドルが脅されている。 よい子の皆さん言っておこう。 デビューにいくら金がかかっても、それは会社の責任。 さらに契約は取り消すことも出来る。 さらに、言っておこう。 そんな簡単にはスターにはなれない。 そこに、殺しさえもありうる戦場だ。 アドバイスは一つだけ・・・・ 運も実力のうち! そして、結局は、スターは 仕事であると言う事、 つまり、どの位置に居ようと、 働くと言う職業に過ぎ無いこと、 まあ、派手で楽しいのは、事実だが。 それだけだね。 あとは、いい人間かどうか? この子は、分け隔てなくスタッフに 礼儀正しいアイドルだなって思うと 「あの娘、使いやすいよ」って噂は 伝染し、いつの間にかクイズ番組で メジャーになるし、こいつは芸人の割に 文化人気取りで、使いにくいって奴は あっというまに噂は駆け巡り、 地上波では見なくなる。 だいたい、あのタレント見なくなったな つてのは、天狗現象で、スタッフから 嫌われた結果であるが、これは詳しくは 書けないので、またの機会に! まあ売れるためには、礼儀正しいが 大事な事だよ。 人生は一度、楽しみなよ。
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