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「お、あいつイイじゃん。
うまほー!」
ふと気が付くと、濃い睫毛に縁取られた強い瞳から、レーザービームの視線があたちに放たれている。
「……よお、俺はキング。
お前しかないな。
お前に決めたぜ」
そう言ってふんわりと微笑むと、一転してクラッとするほど優しくて艶っぽい表情になる。
「よし、お前は俺が買う。
お前のチャーシューが食いたい」
「…………ぷぎ?」
その日、あたちは恋をした。
まさに、千年とも呼べる恋を……。
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