エピローグ。

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ーSide詩音 「・・・おはよ、詩音。」 朝、目を覚ませば優しく微笑む望の姿があった。 筋肉質な胸板のなかにすっぽり収まっていて、ドキドキと心臓が高鳴る。 ・・・昨日、四年ぶりに見た私を求める表情。 中学生のときよりも、色っぽくなって、かっこよくなって、男らしくて・・・。 「・・・詩音、なに考えてるの?」 髪の毛をするすると指に絡めながら楽しそうに笑う望。 「ー・・・~っ!」 ふと、目についた携帯を手に取る。 ・・・航から着信入ってる・・・。 「・・・ね、詩音。」 ふわっと布団ごと抱き締められる。 「んひゃ・・・望、なに?」
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