三話 裏切り

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「あっ、はい」 パブで婚約のことを賢治に祝福され。 言葉を返せず、賢治に気を使わせてしまった。 そのことで彼との間に微妙な距離が出来た。 いままで職場では普通に話せていたのに、 妙に緊張してしまう。 いま賢治がデスクまで来て新しい仕事を渡された。 たった一言『はい』と答えれば済むのに、 ドギマギする。 その態度が賢治に、また余計な気を使わせる。 良くない循環がはじまった。
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