2

1/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ

2

 夕方6時。Maebashiのとあるレストラン。  ここにはある3人組がいた。Plasma3人衆ではない。 「一昨日、葛西サクラが破れたようだね」 「しかも、私たちを倒した走り屋だと聞いたわよ」 「あいつは赤城最速の雨原に次ぐ実力を持つ走り屋なんやけど、まさか16歳な奴に負けるとはありへんで。これが赤城最速TEAMの実力か!?」  話してるのは、サクラ戦(と言うよりDRIFT走行会前)に大崎を怒らせて簡単に追い抜かれた谷村たちのGroupだ。  黒いツインテールが谷村、金髪セミロングで関西弁なのが堀内、銀髪で髪を後ろに2つ縛っているのが矢沢だ。  3人はこないだサクラが負けたことについて話していた。 「赤城最速TEAMの名を汚しといて、まったくッ! 本当に雨原に次いで2番目に速い走り屋かよッ! ご飯食べたらTEAMを抜ける準備をしようか! 16歳に負けた走り屋のいるTEAMなんて」 「抜けようやッ! こんなTEAMなんか抜けてやろうでッ!」 「賛成だわ」  サクラが負けたことに満足いかず、ついには脱退宣言をした。  ご飯を食べ終えると外へ出て、自分たちのクルマのいる駐車場へでる、 「Stickerをはがそう!」  谷村の愛車・黒いZN6型86に貼られている、上半分が赤く下半分が黒いDUSTWAYのStickerを剥がす。  堀内もV36型SkylineCoupeのSticker、矢沢もGRX130型MarkXをStickerを剥がした。  その剥がしたStickerをバラバラに破いた。  バラバラに破いたStickerを、谷村は86に乗りEngineを掛けて、86のタイヤでStickerをさらにボロボロにした。 「これであたしたちはDUSTWAYから抜けたことになったなッ!」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!