異世界に龍へ転生！

戦争だってー

「どう言う事だい？」

半数以上の視線が勇者に集まる中、ガイメルクはそう神羅に聞く。

「んー、正確に言えば今回の原因は、勇者の使い魔の世界神が勇者にゾッコンし過ぎて世界の管理を怠った為に、邪神がこの世界に手下の様な人物を送り込んで、その人物が帝国の皇帝を脅して今回の戦争になりかけている。と言うわけだ」

「嘘だ！ビルチはそんな事しない！彼女はしっかりと世界の管理をしている！」

勇者が神羅を指差してそう叫ぶ。

「何故、そう言い切れる？」

「そ、それは……」

神羅にそう言われて神代は黙ってしまう。

「本人に聞いてみろ。まぁ、今頃気が付いて色々と忙しいと思うがな」

「おいで…ビルチ…」

そう言われて勇者はビルチを喚び出した。