愛する君へ

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  ………。       止めてくれ。この夫婦は朝っぱらから…はぁ…。     KISSをしています…。 (かなり濃厚)       「おはようございます。」       二人は僕に気付いて、母さんは赤面、父さんはニヤニヤ笑っていた。       父さんは変態。 僕にこの血が流れていると思うと最悪。       母さんは一般的な主婦。 若くして僕を産み、三人の子持ち。 とても優しい母さん、でも怒るとカナリ怖い…。       「……遅刻する。」     「大変!!ご飯食べちゃって!!」       僕は無言でご飯を食べ、父さんは母さんとイチャイチャしてご飯を食べていた。       早く食べて仕事に行こう。   この空間にいたくない…。       僕はさっさと朝ごはんを食べて、仕事に行こうとした。       「大祐、ちょっと。最近また歩と翔から連絡が来ないのよ…大丈夫だと思うんだけど、心配だから仕事が終わった後で見に行ってくれないかしら??明日休みでしょ??あっちに泊まってもいいから♪」     「はい、じゃぁ泊まって来ます。」     「ありがとう、助かるわ。そうだ!!歩と翔に、たまに帰って来るように言っておいてちょうだい♪」    「了解、いってきます。」     「行ってらっしゃい。」       母さんは本当に心配性なんだから。     でも、歩に会えるから良かったかも。     心配性の母さんに感謝だな。      
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