感想・レビュー一覧 12件

失礼ながらまにまにさんの初期の詩集と比べて、とても大人っぽく艶のある文章に変化しているのに驚きました。 もちろん私は<ひねもす>も大好きな一人です。 所作、感情の揺れ、人情の機微まで豊富な語彙
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秋、につながるワードに秋を感じるというより 詩に満ちているさみしさから秋が感じられる ほんのりと切なく、きれいで、どこか身近で さり気なくあざやかな詩集の中の景色に すっかり心が奪われてしまいました
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物って、なんとなくその季節をイメージするってあるかと思うのですが、作者様がテーマ秋をダイレクトにイメージする題材を使わずに秋を表現されているのに、発想の豊さを感じます。 秋をそのまま単純にイメージす
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線香花火はオレンジの小さな炎に儚く消されてしまう。それと同じ様にずっと眺めていたかった君の横顔さえ儚く消えてしまう切なさを全て燃やしてなくしてしまおうとしているのかな? ささくれは剥がすと痛い。そん
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夏と冬の間の「裂け目」に立ち現れる 秋という季節の在り方が、 独特の言葉遣いで、鋭利に切り取られている。 儚く、美しく、妖しく、そして危うく。 四部詩の最後に、括弧でくくられて 「重り」のように置
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今秋、特別審査員の恋花(れんか)です☆ 初参加、お疲れ様でした。 詩編全てにもの悲しさと寂しさを感じ、それがまた「秋」というテーマにふさわしく、 秋という季節が持っている独特の寂しさを詠っているか
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夏が過ぎ去り、冬の足音を静かに聴いて、 寂しさをそっと紛らす季節。 言葉のひとつひとつに、隠されたメッセージが込められているような、ミステリアスで独特な語句の組み合わせが印象的でした。 線香花火と
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はじめまして。 レビュー失礼いたします。 秋をここまで身の内に取り込んだ詩の切なさ、やりきれなさが伝わるようでした。 大上段に悲しみを述べるのではなく、花火やささくれに終わる季節、巡る季節を
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悲しさや寂しさを感じさせる詩に、胸が締め付けられる思いがしました。 去りゆく季節、移りゆく季節のもの悲しさを感じさせる作品でした。 素敵な作品をありがとうございます。
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一見、痛々しくも 季節の表現が巧みで、特に「ささくれ」では ささくれができた時のもどかしさ・やるせなさを存分に表しているように感じ そしてまた それだけではない、特別な感情も持ちました。 語彙の多
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切なくて、悲しい痛みを感じる世界ですが、強い力を一つ一つの詩から感じました 何度も読み返したくなる素敵な詩達です 読む度に味わいが深まるように思えます 素敵な作品をありがとうございます
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まにまにさんの描く世界は何処か切なく、時には強い意思を感じます。今作も良い意味で、まにまにさんらしい素敵な作品に仕上がっており、堪能させて頂きました! 一つ一つの詩が息ずいているかの様に感じました☆
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