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「カウンター越しでごめんなさいね、お待たせしました」
そして、グラビアアイドル並みの顔とルックスの持ち主。野郎どもの気が浮き立つのも無理ない。
誰もがあわよくば年上女性と甘い一夜を…と妄想を描いているのだ。
「いただきます」
ま、そんなうまい話が転がり込んでくるわけないのだが。
つくづく、男ってアホ。
「相場君、あなたに頼みがあるんだけど」
口元に運びかけのコーヒーをそそくさとソーサーに戻し、姿勢を正す。
「何ですか?」
美咲さんはカウンターにずいっと乗りだし、
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