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…ふ、
博史に抱かれながら、私は口角をあげた。
教授は私の存在など知る由もない。
送信先のアドレスは私のフリーメール。
スマホを盗み見るように仕向けたのも、
哀愁漂う女を演じたのも、
全ては巧妙に張り巡らせた罠。
嫉妬に狂う男に抱かれるのは最高に刺激的。
イケないフェチだとわかっていても、やめられない。
さあ、次の派遣先でのターゲットは、誰にしようか。
男を虜にした瞬間の
悦びの蜜の味は
たまらなく美味しい。
【完】
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