夜の海

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男と男がどんな動きやどんな触れ方ですんのか、本当は全く知らねぇ ケツでするってのと、ケツは濡れねぇ、って事だけの知識でここまで来た 「なぁ伊織、お前、男同士の知識、最初どこまで知ってた?」 「…ん、……はぁ?」 迷惑そうだ。話し掛けんな、ってくらい集中して気持ち良くなってたらしい こんなに素直に、後ろを感じてくれるようになったなんてな 「分かんねっ……ふ、……そもそも、ここは一通だと、思ってた」 一通? 「あぁ、出す専用ね」 「濁せばか…、ぅ、……っ」 そこ気持ち良い、と伊織が震える 「伊織、移動」 「あ?」 一度抜いてすぐ傍のベッドに移動だ。何だよお前が外が良いって、ともっともな文句を垂れる伊織。はは、堪能したよ、充分 「ゆっくり昇れ」 「……体がもう、知ってる昇り方しねぇ…」 どろどろ、潤滑が良くなるように液体を落とす。ひんやりしていて熱の上がった箇所に伝って落ちた
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