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アンジェリークが彼の表情をうかがうと、
心なしか、顔色が悪く見えた。
「ジャン、お加減でも悪いのではなくって?
・・・とても、疲れているようですわ」
「そんなことはない・・・
昨日、よく眠れなかったから
少しぼんやりしていただけだよ。
アンジェリーク、
すまないけど、これから仕事だから、
部屋に戻るよ」
「・・・わかったわ。
あまり、根を詰めすぎないでくださいね」
「ああ」
ジャンは軽くアンジェリークの頬にキスをすると、
自室に戻っていった。
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