第二話 ハル

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「ほんっと、お前って捻くれてんな」 「ヤクザに言われたくないよ。あんたたちなんて町のゴミじゃん」 コントローラーを機械に戻す。 隣でふて腐れているハルに、賢次は声を低くした。 「お前、本当に口の利き方気をつけろよ。それ、血の気の多いやつに言ったらボコボコじゃ済まされねーぞ」 脅したつもりなのにハルは怯まない。 本当に舐められてるなと、賢次は頭を抱えたい気分だ。
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